名古屋鉄道が12日、緊急の会見を開き、資材費高騰などのため名古屋駅前の再開発の計画が遅れると明らかにしました。

高崎裕樹社長:
「解体工事着手などが大幅に遅延することが確実になり、スケジュール変更をさざるを得ない状況になった。全て未定に変更致します」

 名鉄はこれまで、2026年度に名鉄百貨店などの解体に着手し、2027年度に新たなビルを着工、40年代前半の完成を目指すとしていました。

 しかし先月、ビルの解体や建設を請け負う予定だったゼネコンのグループが人手不足を理由に計画への参加を辞退したのに加え、資材費が大幅に高騰していることからスケジュールの遅れが避けられなくなったということです。

 ビル解体の開始時期は未定で、名鉄百貨店は予定通り2026年2月に閉店しますが、名鉄バスセンターやグランドホテルの閉鎖については計画を見直すとしています。

高崎社長:
「いよいよ着工の段階でこのような事態に直面するとは全く想定しておらず、無念の思いでいっぱいです」

 名駅の再開発は、名鉄百貨店などを含むおよそ400メートルにわたっての大規模なものでした。

東海テレビ
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