ヨーロッパ27カ国が加盟する、ヨーロッパ連合、EU。その駐日大使が佐賀大学を訪れEUが推進する研究支援プログラムへの参画を呼びかけました。
9日佐賀大学を訪れたのは、ジャン＝エリック・パケ駐日EU大使など5人です。
【ジャン＝エリック・パケ駐日EU大使】
「ヨーロッパの人々を日本に。そして日本人をヨーロッパに呼び込むことは必要不可欠だと考えている。それは研究についても同じことが言えます。日本の佐賀でも素晴らしい研究が行われていて、ヨーロッパでも行われている」
パケ大使は、EUが推進する研究支援プログラム「HorizonEurope」を紹介し佐賀大学の参画を呼びかけました。
このプログラムはおもにヨーロッパの気候変動や健康などの分野で課題解決のための研究を募集するもので採択されれば助成金を受けることができます。
応対した佐賀大学の野出学長は学生のヨーロッパへの留学を増やすなどEUとの関係性を強化していきたいと話しました。
会談後、パケ大使は、学生約50人に対し、EUの成り立ちや、日本との関係性について講義を行いました。
また、佐賀大学が行っている海洋温度差発電システムなどのレクチャーを受け興味深く聞き入っていました。
