伊万里市二里町に伝わる伝統の火祭り「取り追う祭り」が昨夜行われ、地区の男たちが熱気に包まれながら握り飯を奪い合いました。
「取り追う祭り」は伊万里市二里町大里地区の神原八幡宮に伝わる火祭りです。
地区の男たちが攻め手と守り手に分かれ「御供さん」と呼ばれるもち米の握り飯833個が入った竹籠を奪い合います。
竹籠を奪おうとする攻め手に対し守り手はたいまつを振りかざし火の粉を浴びせて応戦していました。
合戦が終わると、無病息災の縁起物とされている「御供さん」が見物客に振る舞われました。
【兄弟】
「おいしいです」「おいしい〜」
【男性】
「何十年かぶりに来ました。いいですね。ごくうさんもにぎりました」
「取り追う祭り」は南北朝時代、火をも恐れない若者を育てようとしたことが始まりと言われています。