兵庫県議会は、ホテルの宿泊費などとして不適切な政務活動費の使用が発覚した松井重樹元議員(71)を刑事告発しました。
松井元県議(71)は去年、神戸市中央区のホテルに宿泊した際の料金などを、兵庫県庁で打ち合わせがあるというウソの理由を使って政務活動費として処理していたとされます。
事態が発覚し、松井元県議はことし9月に議員を辞職。10月には、宿泊費などにあてた過去5年間の政務活動費およそ180万円を県議団あてに返還したということです。
そしてきょう、兵庫県議会は各会派の代表9人を告発者として、詐欺や公文書偽造などの疑いで松井元県議を刑事告発したと発表しました。(兵庫県議会は報道陣に対して具体的な金額や期間を明らかにしていません)
松井元県議と同じ自民党会派に所属する山口晋平議長は「宿泊代などを返還し、議員を辞職して政治的な責任を果たしても、法的責任とは別問題。今後の捜査で事実関係が明らかになることを期待する」とコメントしています。