京都の清水寺で“今年の漢字”が発表されました。2025年も残すところ2週間あまり。あなたにとっての“今年の漢字”は?そして、どんな1年だったのか街で聞いてきました。
その年の世相を漢字一文字で表す師走の恒例“今年の漢字”。
12月12日午後2時、京都・清水寺の貫主が巨大な和紙に力強く筆を走らせ記したのは「熊」でした。
全国各地で相次いだクマによる被害や「熊」に「猫」と表記するパンダが中国に返還されたことなどが、多くの人の印象に残ったためと見られます。
伊藤渚紗 記者:
2025年もさまざまなことがありました。街の人はどのような1年を過ごしたのでしょうか?
こちらの男性が記したのは幸せの「幸」。
男性:
子どもが生まれたという理由。5人目だけどかわいい。最近笑うようになってそれを見ると幸せ
「産」むという字を選んだこちらの女性は、7月に出産しましたが様々な苦労があったと振り返ります。
女性:
3カ月で手術を4回繰り返して…やっと少しずつミルクを飲めるようになった。まだ少し小さいけどこれから大きくなってくれたら。(来年は)頑張って大きくなってもらいつつ、ママと仕事をバリバリこなせられたら理想
静岡で41.4℃を観測するなど猛烈な暑さとなった2025年の夏。
暑さで苦しんだ経験を一文字に込めた男性も。
男性:
本当に暑かったし秋はない。きょうもあしたも寒い。寒暖差が1日でも期間でも激しくて頭痛がしたり疲れたり、そういう体調不良の「不」
自民党・高市早苗 総裁(10月4日):
私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります
日本初の女性総理が誕生した2025年。
流行語大賞にも選ばれたこの言葉を反映した漢字も。
女性:
高市さんに言われたあと身に染みている。そうしなければと改めて思った
こちらの学生はトラブル続きの1年だったようで…
学生:
すごく波乱万丈な1年だった。「波」という漢字を選んだ。来年は平和に過ごしたい
それぞれにさまざまな出来事があったこの1年。
みなさんはどんな一文字を思い浮かべましたか?