航空機事故を想定した過去最大規模の訓練が12日、福岡空港で行われました。

◆記者リポート
「煙が上がっています。あの位置で機体が炎上している想定で訓練が始まります」

航空機のエンジンが爆発し緊急着陸したとの想定で行われた訓練。

福岡空港の関係者や消防、自衛隊など過去最多となる約350人が参加しました。

機体の消火訓練には空港に12月に導入された最新鋭の化学消防車も登場。

最大16メートルの高さから放水することができるほか、ノズルを機体に貫通させることで内部を消火することもできます。

そして、速やかな人命救助に向けた手順も確認され、久留米大学病院と佐賀県のドクターヘリや災害派遣医療チーム「DMAT」も加わり連携を深めました。

◆福岡国際空港 田川真司 社長
「各機関がワンチームになって連携しないと実際には様々な救出活動ができない。お客さまの命を守ることもできないと思っていますし、周辺のエリアの方々の財産を守ることもできないと思っている」

空港の担当者は「引き続き安全な空港運営のため、訓練を重ねていきたい」としています。

テレビ西日本
テレビ西日本

山口・福岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。