今年行われた国勢調査をめぐり、福岡市中央区で保管されていた個人情報を含む調査書類が紛失していたことが12日、わかりました。

紛失したのは、世帯主名や住所などを記した「調査世帯一覧」、記入済みの調査票、回答した世帯を把握するための「回答状況表」など6種類で、最大254世帯の個人情報が含まれるということです。

区によりますと、調査員から回収した調査書類を区内のビルの会議室で保管していたところ、11月18日に調査書類収納ファイル3474冊のうち12冊が空になっていることに職員が気づきました。

書類の行方を探すとともに職員などへの聞き取りをしましたが発見に至っていないということです。

紛失した書類には、世帯の代表者の氏名や住所、電話番号などの個人情報が記載されていますが、区は現時点で第三者に流出したとの情報や不正使用された事実は確認されていないとしています。

区は11日から対象世帯を訪問し、紛失を謝罪するとともに再調査への協力を依頼しているということです。

今回の国勢調査をめぐり、福岡市では調査員の身分を示す「国勢調査員証」の紛失も発覚しています。

テレビ西日本
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