大阪市淀川区の府立高校の校庭にいた女子生徒に向かって陶器のようなものなどを集合住宅から投げ落とし殺害しようとした疑いで逮捕された女性について、大阪地検は不起訴処分としました。
先月、大阪府立東淀川高校の学校関係者から「花瓶、スプレー缶がマンションからグラウンドのテニスコートに投げ込まれた」と警察に通報がありました。
警察によると、グラウンドには割れた陶器のようなものとスプレー缶が見つかり生徒の近くにも破片がありました。
生徒にケガはありませんでした。
大阪府警はその後、47歳の女性を殺人未遂の疑いで逮捕。
女性は当時の警察の調べに対して容疑を認め「生徒を黙らせてやろうと思い投げた」などと供述していたということです。
女性について、大阪地検は今月9日に罪名を暴行に変更したうえで不起訴処分としました。
不起訴の理由については「捜査の結果、諸状況を考慮した」と発表しています。