五穀豊穣などを祈願する「お蔵入れ」が10日、佐世保市吉井町でありました。

男女が綱を引き合う伝統行事です。

佐世保市吉井町の上吉田地区で毎年12月10日に営まれる「お蔵入れ」、江戸時代から続く五穀豊穣と家内安全を祈願する民俗行事です。

地区の集会所に集まったのは上吉田地区に暮らす10世帯です。

新米や御神酒をムシロで包んで綱に結びつけると・・

男性が外、女性が室内に分かれて引き合います。

神主
「それではお蔵入れを行います。せーの、よいしょーよいしょー」

ムシロを家に引き込むと御利益があるとされるお蔵入れ、今年も習わしの通り、勝ったのは女性たちです。

これで2026年の豊作と家内安全が約束されました。

地域の人は
「(ことしは)私も非常に高い米を買ったので」「豊作だったらいいなと思う」

お蔵入れは江迎町のきねかけ祭りとともに、国選択無形民俗文化財です。

地域の人たちはこれからも続けていきたいと考えています。

テレビ長崎
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