10日熊本市南区の加勢川でボートが転覆しているのが見つかりました。警察と消防が捜索したところ川底でボートを所有する85歳の男性の遺体が見つかりました。
【前田美沙希記者】
「県警が転覆したボートの引き揚げ作業を行っています」
10日午前8時半すぎ、熊本市南区美登里町の加勢川で「船が転覆している」と
通行人から警察に通報がありました。
警察によりますと、加勢川の六間堰から約200メートル下流で、ボートが見つかりました。
【警察に通報した人】
「顔見知り。85~86歳ぐらいだと思う。(普段は)一人で来ている。堰の上にカニの網を20カ所ぐらい付けていて、ボートで1日か2日越しに回収に来る」
警察と消防は、ボートの所有者と連絡が取れなかったことから現場付近を捜索。
午後2時半ごろ、ボートが見つかった場所から約100メートル離れた近くの川底で男性の遺体が見つかり、その後遺体は御船町の松崎邦雄さん(85)と判明しました。
松崎さんは家族に対し、「カニの漁に行く」と話していたということで、10日未明から1人で現場に出かけていたとみられています。
警察は事故の可能性が高いとみて死因を調べています。