帰省や旅行など人の移動が集中する年末年始を控え、海の公共交通機関の安全総点検が12月10、隠岐と本土を結ぶ隠岐汽船のフェリーで行われました。

フェリーの安全総点検は、隠岐航路のターミナルがある島根県松江市の七類港で行われ、境海上保安部と中国運輸局の職員などが出港前の隠岐汽船の「フェリーおき」に乗り込みました。

この総点検は帰省や旅行で人の移動が集中する年末年始を控え、海難事故の防止をはじめテロへの警戒など安全な運航を徹底するため、毎年この時期に行われています。

職員たちが甲板で救命いかだや発煙灯などがきちんと備え付けてあるかを確認したり、船内に設置されている救命胴衣や消火器などが緊急時、すぐに使える状態にあるかなど入念にチェックしていきました。

境海上保安部・西山博保安部長:
救命設備、消防設備、また避難経路がしっかりと確保できておりますので、安全点検の結果としては良好であったと考えられます。
人の往来が多くなってきますのでそれに伴う海上犯罪、あるいは船舶事故の防止に努めていきたい。

隠岐汽船によると年内の乗船客のピークは2025年も12月30日と大晦日だということで年末年始の期間中は、より一層安全意識の向上を図りたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。