モーター製造のプロが中学生にモノづくりの楽しさを伝えた。鶴岡市で地元企業の役割や仕事のやりがいについて学ぶ出前授業が開かれた。
10日、鶴岡市立第二中学校で出前授業を行ったのは、精密小型モーターなどを手がけるオリエンタルモーター。
先生は市内の事業所に勤める入社2年目の若手社員たち。
2年生合わせて50人が2回に分かれ、生活に欠かせないモーターの原理について学んだ。
この出前授業は、企業の役割や仕事のやりがいについて生徒に伝えることも目的。
社員たちは3カ月前から準備を重ねてきたそうで、ユニークな実験などを通してモノづくりの面白さを伝えていた。
(生徒)
「日常でさまざまな工夫がされているモーターを見て、人間の歴史はすごいと思った」
「家や自分の近くにモーターがあったら、構造を頭の中で復習して生かしたい」
(オリエンタルモーター回路技術課・元木一翔さん)
「いろいろなことにチャレンジしてたくさん知って、それが楽しく身になることを伝えたい」
市内の中学生を対象にした出前授業は、11日と1月にも予定されている。