「あの日のきょうにずきゅん」
テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から36年前の1989年12月10日「海と島の博覧会」で人気を集めた遣唐使船が役目を終え生まれ故郷の現在の呉市倉橋町に向けて出発しました。

この復元された遣唐使船は現在の呉市倉橋町で15人の船大工が200日かけて建設したもので「海と島の博覧会」のメイン展示物として134万人の来場者を楽しませました。

移送作業は朝早くから行われ、まずは会場から陸路でおよそ1キロ離れた広島市西区の草津港に運ばれました。

そして海島博の関係者が見守る中、大型のクレーンで吊り上げられ、およそ5カ月ぶりに海に浮かべられました。

遣唐使船は、翌日タグボートにひかれ4時間半かけて倉橋町に到着。
現在は、1992年に開館した「長門の造船歴史館」に展示され、日本の高い造船技術を後世に伝えています。

テレビ新広島
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