セクハラ問題で任期途中で前知事が辞職したことに伴う福井県知事選挙を巡り、県議会最大会派の自民党福井県議会は10日、元副知事で越前市長の山田賢一氏に立候補を要請しました。
自民党県議会は10日に総会を開き、全会一致で山田氏の擁立の方針を決定。県議会終了後、田村康夫会長らが越前市役所の山田市長の元に直接、要請に訪れました。
要請は非公開で行われましたが、終了後に田村会長が取材に応じ「経験と実績と人柄から山田氏以外にいない。新幹線や原子力などの課題があり大事な時期なので」と立候補を強く要請したとしました。
山田市長は「前向きに、重く受け止めさせていただきます」と返答したということです。
福井県の杉本達治前知事は、複数の県職員に対しセクハラに当たるメッセージを送ったことを認め、12月4日に辞職。知事選挙は1月8日告示、25日投開票の日程で行われ、すでに共産党の金元幸枝氏が立候補を表明しています。