JR長野駅前で起きた死亡ひき逃げ事件で、ひき逃げなどの疑いで逮捕された男が、男性をひいた後、ごみ収集車を降りて、ごみを回収していたとみられることが新たに分かった。男は調べに対し、「現場でひいた認識はあった」という趣旨の供述をするなど容疑を認めているという。

ひき逃げか　運転手の男を逮捕

12月8日、過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕された長野市の佐藤陽市容疑者（55）。

9日、身柄が検察庁に送られた。

佐藤容疑者は、8日午前6時過ぎ、JR長野駅前の路地でごみ収集車をバックさせた際、路上に横たわっていた男性をひいたまま救護せずに走り去り、死亡させた疑いが持たれている。

男性をひいた後、ごみを回収か

警察は、佐藤容疑者が運転していたごみ収集車を押収し、痕跡などを調べている。

男性をひいたのは左後輪のタイヤとみられいる。

警察によると、佐藤容疑者は当時、1人でごみ収集車を運転し、回収作業をしていたという。

その後の調べで、佐藤容疑者が男性をひいた後、収集車を降りてごみを回収していたことが新たに分かった。

佐藤容疑者は調べに対し、「現場でひいた認識はあった」という趣旨の供述をするなど容疑を認めているという。

死亡した男性は頭部の損傷が激しく、まだ身元は判明していない。

長野放送

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