ノーベル平和賞を10日に受賞するベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏による、授賞式前日の記者会見が中止されました。
ノーベル平和賞の授賞式はノルウェーのオスロで10日に行われる予定ですが、ノーベル研究所は9日、2025年の受賞者のベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏の前日記者会見が「延期された」と急きょ発表しました。
恒例の「前日会見」が中止されるのは異例で、延期の理由については明らかにされていません。
マチャド氏は2024年7月の大統領選挙では左派のマドゥロ政権から出馬を阻止されるなど弾圧を受け、ベネズエラ国内からSNSでの発信を続ける一方、身を隠しています。
授賞式に出席するために出国をすれば、ベネズエラに戻った際に身柄を拘束される可能性があり、その動向が注目されます。