参政党は9日、「新型コロナウイルス感染症の対策」や「mRNAワクチンの施策」を検証する委員会の設置などに関する法案を参議院に提出をした。
党として3本目の独自法案で、これまでの法案も含め協力が得られれば予算案などにも賛成する可能性を示唆している。
今回の法案は、新型コロナの感染症対策、特にmRNAワクチンに関する施策に加え、新型コロナ以外の疾病で使用されるmRNAワクチンの施策などについて検証する委員会を期限付きで設置し、委員は内閣が任命するとしている。
検証委員会は、施策を検証し報告を行うとともに、今後の感染症対策やmRNAワクチン施策などの在り方を内閣に提言するともしている。
成立に向けた取り組みについて神谷代表は、「我々の提案を認めていただければ予算にも賛成するという立場で、法案と予算について審議を進めていく」と述べた。
参議院では与党が過半数に達しておらず、参政党が鍵を握る状況となっている。
日本維新の会は、自民党と共同提出した衆議院の議員定数削減法案の成立に協力するよう参政党に働きかけていて、参政党は自らが提示した条件が受け入れられれば「賛成する可能性は十分にある」としている。
補正予算案への対応については、首相と財務相の考えを聞いたうえで判断するとしていて、神谷代表は「どっちにも転びうる」と述べ、含みを持たせた。