＜追記＞
気象庁は9日午前2時、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は日本海溝と千島海溝でマグニチュード7以上の地震が起きた場合に、より規模が大きな地震が起きる恐れが普段より高まっているとして、１週間程度大きな揺れや津波に備えるよう促すもの。
2022年から運用が始まったが、発表されたのは初めて。
12月8日（月）午後11時15分頃、東北地方で最大震度6強の地震が発生した。
震源地は青森県東方沖で、震源の深さは50km、地震の規模を示すマグニチュードは7.4。
福島県内では双葉町で震度4を、中通りと浜通りの広い範囲で震度3を観測した。
県内ではこの地震によるケガ人や被害は確認されていない。
この地震により福島県に津波注意報が発表されていて、予想される波の高さはいわき市小名浜・相馬ともに最大で1mとなっている。
相馬では現在までに高さ0.2mの津波が観測された。
津波警戒のため、いわき市は避難指示を発令。海岸、河口から避難するよう呼びかけている。また広野町も217世帯・436人に対し、高齢者等避難を発令した。
【避難所】
相馬市：相馬中央公民館
広野町：広野町公民館
富岡町：学びの森
浪江町：防災コミュニティセンター、防災交流センター
いわき市：金山公民館
【原発】
東京電力は津波注意報の発令にともない、福島第一原発で実施されている処理水の海洋放出を計画停止した。福島第一・第二原発ともに異常は確認されていない。
【鉄道】
東北新幹線 福島駅－新青森駅（下り線）で運転見合わせ。運転再開の見込みは立っていない。
＜追記＞JR東日本は午前2時6分に、福島駅に停車していた「やまびこ233号」と、北上駅に停車していた「やまびこ69号」の運転を再開した。
七戸十和田駅に停車している「はやぶさ41号」については現在も運転を見合わせている。
