戦時中の映像などを収集・分析している大分県宇佐市の団体が7日、新たに18点の映像を公開しました。
アメリカ軍の戦闘機による国東市の漁港への空襲の様子などが記録されています。
こちらは1945年7月31日、国東市の安岐漁港を映した映像です。
港に停泊している船に対しアメリカ軍の戦闘機が機銃掃射を行う様子が記録されています。
船の周りには機銃掃射により水柱が上がっているのが確認できます。
映像を公開したのは、戦時中にアメリカ軍の戦闘機に取り付けられたガンカメラなどの映像を収集・分析する宇佐市の「豊の国宇佐市塾」です。
こちらの映像では黒煙と炎を上げ艦上爆撃機が急降下してきます。
次の瞬間、海に墜落、搭載していた500キロの爆弾がさく裂する様子が映っています。
鹿児島県の種子島沖でアメリカ軍の空母ヨークタウンの艦上から撮影されたものです。
◆豊の国宇佐市塾 織田 祐輔さん
「あの戦争が本当に遠いところの 話ではなく自分の故郷も戦場だ ったというのを考えてもらう一つのツールになればと思っている」
豊の国宇佐市塾はこうした映像を新たに18点公開していて、2026年2月ごろに市内で開催するイベントで一般公開するということです。