2025年も残すところ1カ月を切りました。気になるのは、年末年始の食卓を彩る食材の価格ですが、イクラは去年の3倍近くになるなど、今年も高騰が続いています。

仙台市青葉区の仙台朝市にある鮮魚店です。
年末年始に欠かせない海の幸ですが、不漁や円安の影響で、多くが値上がりしているということです。

今年は特に…

細川商店 細川芳弘代表
「魚卵系統に関しては非常に高いです。魚卵ね、いくらとか。1キロ2万5千円から高いところでだいたい3万円」
Q.去年は?
「だいたい1キロ1万円前後」

他にも、ホタテはおよそ2倍の価格に。
マグロやカキ、カニは、10パーセントから20パーセントほど値上がりしているといいます。

細川商店 細川芳弘代表
「安くなっている商品はほとんどないんじゃないかな。自然のもの相手なので漁がなければ結局どうしようもなくて。というのがネックかな。ここ市場なのでなんぼでも安く売りたい。できればやっぱりせっかく年末にね」

一方、野菜も価格高騰が続いています。

東北農政局は仙台市中央卸売市場に出荷される主な野菜14品目の今月の価格の見通しを発表しました。

それによりますと、ダイコン・ニンジン・ハクサイ・タマネギなどの10品目が、平年より10パーセント以上、高値になると見込まれています。

買い物客
「やっぱり厳しくなってますね。切り詰めるところは切り詰めて、なるだけここでもお店全部回って、安いところで買い物したりが現状」
「正月らしい食材を使って豪勢にやる形ですけど、(今年は)絞れるところ絞って、魚介とか少なくして」

年末年始の食卓をどう彩るか。家計と向き合う冬が続いています。

仙台放送
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