福井県知事選挙をめぐり、日本共産党県委員会の書記長を務める金元幸枝氏が8日2，党の公認候補者として立候補することを表明しました。次の知事選挙に立候補を表明したのは金元氏が初めてです。
金元氏は8日、県庁で会見を開き、「杉本さんのセクハラ問題の辞任を受けて、この選挙に立ち向かわなければいけないと思った。特に女性に対する蔑視は広い意味での暴力に当たる。県庁内で一掃することはもちろん、福井から、日本からセクハラをなくす意味でも大事な選挙になる」と知事選挙への立候補を表明しました。
金元氏はこのように述べ、次の知事選挙ではセクハラ問題を争点にする考えを示しました。
県政課題については▼北陸新幹線・敦賀以西延伸の再検討▼原発の稼働反対や乾式貯蔵施設の建設中止▼中学校の学校給食無償化▼中小企業の従業員の賃上げなどの政策を掲げました。
金元氏は共産党県委員会の書記長を務め、知事選挙には2023年の前回を含め3回出馬しています。
一方、知事選挙に合わせて行われる県議会議員選挙・福井市選挙区の補欠選挙については、党県委員会の副委員長で元県議会議員の佐藤正雄氏が立候補を発表しました。
