今シーズン一番の強い寒気の影響で県内は山沿いを中心に雪が積もり、新潟市中央区では12月3日、初雪を観測しました。また、大気の状態も非常に不安定になっていて、県内全域で5日夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
新潟市中央区で12月3日夜、道路に積もっていた白い粒。新潟地方気象台は3日、新潟市で初雪を観測したと発表しました。一夜明けた4日朝も…
【齋藤正昂アナウンサー】
「初雪を観測した新潟市。現在も小粒の雪が降っていて、道路を走る車の屋根を見ても白く雪が積もっているのがわかります」
駐車場にはフロントガラスが雪で真っ白になった車も並んでいました。平年より10日、去年よりは15日遅い初雪の観測です。
【街の人】
「本格的な冬が始まったという感じがする」
【街の人】
「雪(が降って)寒い。きょう結構寒かった」
湯沢町では3日、3cmだった積雪が4日午前8時には19cmにまで増加。山沿いを中心にまとまった雪が降りました。
【除雪作業をする人】
「起きたらこの状態。朝方、一気に降った」
妙高市では、児童の安全のため朝から通学路の雪かきをする人の姿も。
【除雪作業をする人】
「思ったよりも降って、除雪車が来なかったから、子どもたちの通学路確保ということで早めに来てやった」
また、冷え込みも強まり、4日朝の最低気温は津南町でー2℃、妙高市関山でー1.4℃となるなど、県内28の観測地点のうち17地点で今シーズン最低を更新しました。
さらに強風にも見舞われた県内。
【リポート】
「吹雪で視界がかなり悪くなっています」
佐渡市弾崎では最大瞬間風速30.9mを観測したほか、県内には一時、波浪警報が発表されました。
5日も大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、新潟地方気象台は県内全域で5日夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。