12月5日、100周年の節目を迎えるJR土讃線の高知―土佐山田駅。土佐山田駅の構内には、利用客から寄せられた「思い出のメッセージ」が並びます。

4日、駅の入り口では、土佐山田駅や後免駅などの入場券をセットにした記念入場券を販売。土佐山田駅で販売した分は午後2時ごろに完売する人気ぶりでした。

土讃線は1925年大正14年の12月5日、高知―土佐山田駅間が当時の「高知線」の一部として開通。その後「土讃線」に名称が変わり、次々と新しい駅が誕生しました。100周年の日を前に、土佐山田駅で開かれた記念式典には、JR四国や沿線自治体の関係者が出席しました。

JR四国鉄道事業本部・寺川隆裕 営業部長:
「皆さまのおかげをもちまして、100周年を迎えられたことに改めて感謝申し上げます。これからも沿線の皆さまに支えられながら、われわれも一緒に成長しながら、次に向かって取り組んでいきたい」

駅のホームには、高知城や香美市物部町にあるしだれ桜といった沿線自治体の名所をラッピングした記念列車も登場しました。インターネットで4日のイベントを知り駆け付けた親子の姿も。

四万十町から訪れた親子(お母さん):
「(子どもが)小さい時から列車が好きなので、一緒に100年に一回なので保育園を休んで参加しました。子どもは今日も乗りたがっているんですが、時間の関係で乗れないので、また後日、家族で乗りに来たいと思いました」

記念列車は土讃線の一部区間と土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線で運行され、記念入場券は5日から高知駅や後免駅などで販売されます。

5日、1世紀を迎える土讃線。また、新たな歴史を刻みます。

高知さんさんテレビ
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