3日~4日、今季最強寒波が襲来し、日本海側では大雪と厳しい寒さに見舞われた。関東でも山沿いで積雪が急増した。

 どんどんと冬が深まってきているが、今後の寒波はいつ、どこにどれぐらいの強さで来るのか。

しばらくは“北”限定?

結論から言うと、12月は北日本には度々強い寒波が襲来するが、東~西日本までは南下してこない予想となっている。

北海道標津町(4日午前)
北海道標津町(4日午前)
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北日本は、12月前半は、9日頃と13日~14日頃に強い寒波の影響を受け、主に北海道で大雪の恐れがある。

どちらかと言えば、後者の13日~14日頃の寒波の方が強く、今回(3日~4日)と同程度の寒波となる。

次の全国寒波は“クリスマス頃”

12月後半は、クリスマス頃、年末頃も北海道を中心に強い寒波がやってきそうだ。今回より強く、今季最強と呼べそうだ。

クリスマス頃に再び“今季最強寒波”到来か
クリスマス頃に再び“今季最強寒波”到来か

このうち、クリスマス頃の寒波は東~西日本にも襲来する可能性がある。

いまのところ、これが次の全国的な“今季最強寒波”となりそうだ。

【執筆:日本気象協会・木村健一気象予報士】

フジテレビ気象センター
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最新の気象・防災情報や、「なぜそういったことが起こるのか?」現象の背景を徹底解説。フジテレビ気象センターに所属する気象予報士9人の他、日本気象協会、ウェザーマップとも連携し、天気を味方につけて毎日が楽しくなる情報や、つい誰かに話したくなるような情報などお届けします。