香港の高層住宅の大規模火災発生から1週間、これまでの死者は159人になりました。

香港当局は3日、会見で、火災が起きた7棟全てで内部の捜索が終了し、これまでに159人の死亡が確認され、31人の安否が不明だと明らかにしました。

また当局は、全ての修繕工事の現場にある防護ネットを12月6日までに撤去させると発表しました。

ネットは急激な延焼につながった原因とみられています。

一方、香港にある中国政府の出先機関・国家安全維持公署は3日、談話を発表し、「外部の敵対勢力が災害に乗じて破壊行為や混乱をたくらんでいる。国外にいても罰せられる」と警告しました。

海外からのSNSなどを通じた当局批判を警戒しているとみられます。