テロや武力攻撃などに対応する治安出動に備え、陸上自衛隊と県警が3日、合同で訓練をしました。

大村駐屯地で行われた訓練には陸上自衛隊と県警の機動隊など、約120人が参加しました。

訓練は今回で13回目で、殺傷能力が高い武器を持った工作員が国内に上陸し、警察だけでは対応できなくなり自衛隊が治安出動するという想定です。

「ただいまから自衛隊活動地域への緊急輸送実施します。了解しました」

警察の緊急車両がサイレンを鳴らしながら自衛隊の車両を先導、隊員や資機材を輸送する流れなどを確認しました。

図上訓練だけではよく分からない点を実際に動いて細かく確認することがこの訓練の目的です。

陸上自衛隊 第16普通科連隊第4中隊長 山家澄人3等陸佐
「違う組織同士が協力し合うことになるので、まずお互いの認識を合わせること。情報をしっかりと共有することを着意してやっている」

県警本部 警備部機動隊中隊長 糸山高洋 警部
「(陸自と警察は)装備品や車両など、それぞれ異なる物を保有している。しっかり連携しながら対処していくことが国民への安心感につながるのでは」

参加した隊員たちは、日本を取り巻く安全保障環境が厳しくなる中、有事に備え連携を深めていました。

テレビ長崎
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