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値上げが続く今、なぜ若者から60代までがNISAを始めるのか 鹿児島の現場が示す「実践のヒント」|FNNプライムオンライン
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値上げが続く今、なぜ若者から60代までがNISAを始めるのか 鹿児島の現場が示す「実践のヒント」

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投資に対する関心が県内で広がっている。株式投資やNISAなど金融関連の言葉を耳にする機会が増え、物価高が続く中で資産運用への意識も高まっている。今回は「投資」をテーマに、県内の様々な世代の動向を取材した。

学びの場が広がる金融教育

「積み立てNISAの手順を知りたい。何を買ったらいいか分からない」「まず金融機関を決めないといけない。銀行にするか証券会社にするか」

鹿児島市で開かれているお金の知識を学ぶサークル。講師のファイナンシャルプランナー・瀬尾由美子さんの話に、20代から60代の女性が耳を傾けている。投資歴は初心者から10年以上とさまざまだ。

ファイナンシャルプランナー・瀬尾由美子さん
ファイナンシャルプランナー・瀬尾由美子さん
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「新NISAを今年5月から始めた。年金でゆったり過ごす感じだったが、今はそうでもなくなったようなので、先生から知識を教えてもらい、将来に向けて考えていかないと、と思って」と語るのは投資歴半年の60代主婦だ。

投資歴10年の60代主婦は「お金をインフレに負けないように活用できることを教えてもらった。銀行預金の金利より、NISAにまわすとか、少しでも減らない投資を考えている」と話す。

「投資」とは自分のお金を株式や債券といった金融資産に投じ利益を得ようとすることを意味する。NISAは2014年から始まった制度で、簡単に言えば投資に対する税金が免除される仕組みだ。金融庁によると、2025年6月時点で鹿児島県内では23万を超えるNISA口座が存在し、単純計算で18歳以上の5人に1人が口座を開設していることになる。

子育て世代も資産形成に関心

物価高も相まって関心が高まる投資だが、銀行預金と違い、元本は保証されていない。リスクを伴う投資などの知識を広めようと、国が力を入れているのが金融教育だ。2022年には高校の授業で必修化になったほか、2024年に金融庁が教育を推進する法人を設立。学校や企業、公民館など要望に応じて無料で講師を派遣している。

県内では15人の講師が登録され、瀬尾さんもその一人だ。鹿児島市の託児施設では、子供を預けている母親たちが瀬尾さんの金融教育を受けていた。

「家の購入を考えていたり、子供の将来的な大学の資金、預金だけでは増えないので運用が大事かなと」と30代主婦は話す。別の参加者も「預貯金よりも増えてほしいので、リスクあるけど(NISAに)比重を置いている」と語る。

子育て世代も始める資産形成
子育て世代も始める資産形成

県内投資家のコミュニティも誕生

2025年3月、「鹿児島の長期投資仲間たち」というグループが発足した。発起人は県内の会社員で投資歴20年のとり太郎さん(40代)だ。

「熊本、福岡で(投資仲間の)オフ会が開催されていて、鹿児島でも身近に投資のことを語り合える仲間が欲しいと、自分でつくってみようかと」と立ち上げの理由を語る。

「メンバーは毎月1万円積み立てする方から、1億を超える資産のある方と様々な方がいる」とのこと。グループではチャットを使って情報交換をしているほか、交流会も開いて投資談義に花を咲かせているという。

投資家のコミュニティも誕生している(ブログより)
投資家のコミュニティも誕生している(ブログより)

2008年のリーマンショックによる株価の暴落も経験したとり太郎さんは、「上がっているときは皆さん浮かれてうれしいが、いざ下がると本当につらい思いをする。我慢して買い向かうことが資産の形成につながるとこれまでの経験から感じる」と振り返る。

専門家が語る投資の心構え

資産運用についてYouTubeで発信する鳥海翔さん。チャンネル登録者数36万人を超える鳥海さんは、投資には明確な目標が必要だと話す。

「(投資は)外から押しつけられるものではない。『NISAやった方がいい、資産運用しないと老後が危険だ』ではなく、自発的なものがないと苦しいのではないか。こんなことができたらいいよなという(目標を)実現するための努力をできる人は結構いる」

鳥海さんは知識の重要性も指摘する。「YouTubeに加えて本とか読む、体系的にまとまった本、難しくなくて分かりやすい、これなら読めるという本を読んでおくとベースの知識が身につく。無理はせずにできる範囲で長い期間少しずつやっていく、そういう形が結果を生んでいく」

Challenger代表取締役・鳥海翔さん
Challenger代表取締役・鳥海翔さん

学生たちの間でも投資の波

鹿児島市の鹿児島国際大学で行われていた鹿児島財務事務所の出前授業。金融の知識を学ぶ学生の中にも投資を始めた人がいた。

「大学生になったらNISAをしてみようと始めた。自分のお金で月3000円ぐらい。始めようと思ったきっかけは働かなくても収入が得られること。働きながら株をするのもいいのではないか」と学生は語る。

様々な世代の間で関心が高まっている投資。自分の大切なお金をどう生かすか正解はないが、投資という選択をする場合、正しい知識を身につけ、行動することが必要といえそうだ。

(動画で見る▶物価高で注目「貯金だけでは不安」 鹿児島発・投資に踏み出す人たちの声)

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