ぐるなびは3日、毎年恒例となっている、今年1年の世相を反映した「今年の一皿」を発表。選ばれたのは「お米グルメ」だった。
米の価格が急激に上昇し「令和の米騒動」といわれた今年、政府が放出した備蓄米に含まれる古米を美味しく食べる方法がネットで拡散された。またコメが高騰するなかでも、外食での手軽な贅沢品としておにぎり専門店が増えるなど、コメへの関心が高まった年だったとしている。
「お米グルメ」とは、主食としてのご飯(白米)をはじめとし、お米の持つ多様な調理特性を最大限に引き出し、美味しさ、楽しさ、美容・健康などを追求して進化・拡大しているお米やお米料理を指すとしている。
準大賞には、「抹茶」が選ばれた。海外の健康志向や日本食への関心の高まりを背景に、日本の「Matcha」が世界に発信され、2025年のインバウンド消費を牽引したと評価された。
さらに、緑茶の輸出額が過去最高額を記録し、加工用と飲用問わず、抹茶の品質価値が国内外で再認識された。一方、急激な需要の増加により、抹茶の原料である「碾茶」の不足を招くという問題も起きた。
他には、若年層を中心に人気が高まった「麻辣湯」と、地方の味が都市部に進出するなどした「ご当地うどん」がノミネートされた。
過去の「今年の一皿」は以下の通り
2024年 「うなぎ」
2023年 「ご馳走おにぎり」
2022年 「冷凍グルメ」
2021年 「アルコールテイスト飲料」
2020年 「テイクアウトグルメ」
2019年 「タピオカ」
2018年 「鯖(さば)」
2017年 「鶏むね肉料理」
2016年 「パクチー料理」
2015年 「おにぎらず」
2014年 「ジビエ料理」