愛知県一宮市の宝くじ売り場で2024年に販売された「1等7億円」が、今も未換金のままとなっています。引き換え期限は2026年1月6日までで、売り場ではチラシを張り出して当せん者を探しています。

■7億円の当せん者を「WANTED」期限は年明け1/6まで

一宮市のショッピングモールにある宝くじ売場「一宮テラスウォークチャンスセンター」。この時期のお目当てといえば、もちろん年末ジャンボ宝くじですが、店頭には「WANTED」と書かれたチラシが張り出されていました。

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売り場の管理者:
「1等前後賞合わせて10億円の当せん者が出まして、そのうちの7億円の当せん者が未換金になっております」

探しているのは、去年この売り場で宝くじを買い、見事に1等の7億円が当せんした幸運の持ち主です。換金の期限は1年間で、年明けの1月6日までに名乗り出なければ、当せんは無効となります。

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60代:
「夢の夢のような金額、すごくもったいないですよね」

親子:
「『ひょっとして忘れてないか』って、息子から電話があったので」
「いらないならくださいという感じですね」

売り場の管理者:
「こんなことは多分、二度とあるかどうか分からないので。(自分も買ったので)今、一生懸命、家の中を探しているんですけどね。まだ見つかっていないので」

もし7億円が当たったら何に使うか、名古屋の街でも聞いてみると…。

20代:
「多分、海外行きますね。ドバイとかですかね。あっちの方で豪遊したいなと思います」

30代:
「7億円って使い切れないですよ。使いきれますか?豪邸を建てようか」

50代:
「不動産を買う。駅前のどこか」

■7億円あれば何が出来る?どこまでも膨らむ夢

10月にオープンしたラグジュアリーホテル『エスパシオナゴヤキャッスル』。専用温泉プールのある最高級の「鳳凰スイート」は一泊およそ300万円で、233日泊まれる計算です。

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例年、初競りで2個100万円以上になる岐阜の最高級ブランド柿「天下人」は1400個分。

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ドジャースと10年でおよそ1000億円の契約を結んだ大谷翔平選手も、1カ月だけならドラゴンズに力を貸してくれるかもしれません。

売り場の管理者:
「全国でも数少ない1等ですので、とても珍しいことだと思います。販売員の時代を含めると18年ほどになりますが、初めてですね。せっかくつかんだ幸運ですから、しっかりと受け取っていただきたいなと思っています」

■2024年度の未換金 総額は102億円…

年末ジャンボの換金の期限は2026年1月6日までですが、実は7億円のほかにも、すでに換金されている別の1等の前後賞1億5000万円が2本、当選者がまだ現れていません。

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未換金の宝くじのことを「時効当せん金」といいますが、2024年度は総額で102億円ありました。販売総額の1%以上にあたるということです。このうち1億円以上は8本で、4億円以上が1本あったということです。

換金されなかった当選金は、自治体の公共事業などに役立てられるということです。

東海テレビ
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