東京・神田警察署で28日、偽の浮世絵の木版画を本物だと偽ってネットオークションで売り、約120万円をだまし取った疑いで男が逮捕された。男は歌川国芳の代表作など2点を、自宅のプリンターで印刷するなどして偽造したとみられている。サイトでは「真作」と嘘の表記をして出品していた。
偽物の浮世絵の木版画を本物と偽り売りさばく
28日午前9時過ぎ、東京・千代田区の神田警察署でカメラが捉えたのは、マスクを目元まで広げ、顔を隠すようにして歩く野々山勝章(53)容疑者だ。

偽物の浮世絵の木版画を、本物と偽って売りさばいた疑いで逮捕された。
野々山容疑者が偽造したのは、浮世絵師・歌川国芳の代表作「相馬の古内裏」など2点だ。

本物そっくりに見えるが、よく見ると色味が少し違う部分もある。
オークションサイトには他にも落札されている作品も
野々村容疑者は4月、作品の画像を自宅のプリンターで印刷するなどして作製したとみられている。

その後、ネットオークションサイトで「真作」とウソの表記をして出品し、約120万円を騙し取った疑いだ。
調べに対し、野々山容疑者は「弁護士と接見するまで話せません」と供述している。

野々山容疑者のアカウントからは他にも落札されている作品が確認されていて、警視庁が余罪を調べている。
(「イット!」11月28日放送より)
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