トルコにあるバイクの修理工場で、修理中のバイクが燃え上がる様子がカメラに捉えられた。作業員が火を消そうと焦って可燃性の液体をかけてしまい、さらに炎上。工場内は混乱に包まれた。一方、首都アンカラでは、解体中のビルが崩壊し、街が混乱に陥った。

修理中のバイクが一瞬で大炎上

トルコにあるバイクの修理工場で撮影されたのは、一瞬で炎に包まれたバイクの姿だ。どうしてこのような事態に発展したのか。

電気ケーブルが発火した瞬間
電気ケーブルが発火した瞬間
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火事が起きる前、修理作業をしていた2人。すると電気ケーブルから発火してしまう。
なんとか消し止めようと、手で押さえたり、フーフーと息を吹きかけたりする。

液体をかけた瞬間に燃え上がる炎(IHA)
液体をかけた瞬間に燃え上がる炎(IHA)

そして、1人がボトルに入った液体をかけた瞬間、大炎上した。

実はボトルの中に入っていたのは可燃性の液体だった。文字通り“火に油を注ぐ”形になってしまった。

消火器を噴射されるバイク
消火器を噴射されるバイク

工場内は大パニックに。毛布をかけて消火を試みるも効果はなく、その後、消火器を使ってなんとか消し止めることに成功した。

解体ビルの崩落で白煙が街覆う

一方、トルコの首都アンカラでは、解体中のビルが崩壊する瞬間が撮影された。

ビルが崩壊し白煙にのまれる現場(IHA)
ビルが崩壊し白煙にのまれる現場(IHA)

辺りは一瞬にして真っ白になり、すぐ横を走っていた車や近くにいた人たちからは驚き、戸惑う様子も確認できる。

現場の救助隊は、「声が聞こえる人はいますか!いたら反応してください」と声をかけ、救助者を捜索していた。

がれきの山で捜索を行っていた隊員たち(IHA)
がれきの山で捜索を行っていた隊員たち(IHA)

しかし、この事故でがれきの下に取り残された人はおらず、ケガ人もいなかった。当時、道路を封鎖するなどの安全対策は取られていなかったという。

なぜビルは崩壊したのか。地元メディアは、重機がビルの柱を破壊した際、一気に崩れ落ちたと伝えている。
(「イット!」 11月28日放送より)

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