27日、霧島市で見つかった野生イノシシの死骸から鹿児島県内で4例目となる豚熱ウイルスが検出されました。

県によりますと27日、霧島市で野生イノシシの死がいが見つかり、遺伝子検査を実施したところ、28日に豚熱に感染していたことがわかりました。

豚熱は豚やイノシシの伝染病で強い感染力と高い致死率が特徴です。

霧島市では今月19日以降、これまでに3頭の野生イノシシから豚熱が確認されていて、今回で4例目となります。

死骸が見つかった地点から半径10キロ圏内には県内の10の養豚場がありますが、今のところ異常は見つかっていないということです。

県は養豚場に防護柵の再点検など衛生管理の徹底を指導するほか、野生イノシシの死骸を見つけても決して近づかず、県や市町村に連絡するよう注意を呼びかけています。

鹿児島テレビ
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