県は28日、鹿児島港本港区エリアの住吉町15番街区にホテルの新築移転を予定する鹿児島国際観光と基本協定を締結したと発表しました。

ただし、鹿児島国際観光側の要望を受けて、ホテルのオープンは当初の予定より1年遅れる見通しです。

鹿児島市与次郎にある鹿児島サンロイヤルホテルは、県有地である住吉町15番街区に新築移転を計画しています。

県は28日、ホテルを経営する鹿児島国際観光と貸付期間や今後の手続きなどについて定めた基本協定を締結したと発表しました。

当初は10月中の締結を予定していましたが、鹿児島国際観光の社内手続きに時間がかかり、協定締結が遅れていたものです。

これに先立ち、鹿児島国際観光は11月25日、「評価委員会などからの意見の内容を検討し、建設計画に反映させることが必要である」として、当初2028年7月からの55年間としていた定期借地権の期間を、2029年8月からと、1年間1カ月後ろ倒しにしたいと県に申し入れていました。

協定はこれを反映したものとなっていて、2031年に予定されていたホテルのオープンも、2032年4月と1年間後ろ倒しとなる見通しです。

鹿児島テレビ
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