諫早市の施設で起きた転倒事故でケガをした子供の家族などが、28日県に再発防止策などを申し入れました。

県に申し入れをしたのは、諫早市の県立こども医療福祉センターの利用者など10人です。

2024年5月、センターの職員が利用者の男の子(当時9歳)を車いすに乗せて散歩中、ストッパーをかけずに手を離しました。

車いすは転倒し、男の子は顔を強く打って前歯が一部欠けるなどのケガをしました。

男の子の家族などは、これまでも再発防止策について、センターなどと意見交換を行ってきましたが、28日あらためて県福祉保健部長に対し、施設内への監視カメラの増設などの改善を要望しました。

「(子供は)今だけじゃなくて一生使っていく病院。必死にこちらが訴えても避けられる。かわされる」

県側は要望を踏まえ、業務プロセスを見直すなど、再発防止と意識改革に務めるとしています。

テレビ長崎
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