普天間基地の名護市辺野古への移設計画を巡り、沖縄防衛局は28日午後にも大浦湾側の新たな区域での埋め立てに着手することが分かりました。

普天間基地の名護市辺野古への移設を巡っては、南側の海域への埋め立てについては工事がほぼ完了している一方、北側にある大浦湾では、海底に軟弱地盤が見つかったことから、1月から地盤を強化するためのくい打ち作業に着手しています。

関係者によりますと、大浦湾側の土砂の投入は28日午後の予定で、護岸が完成した辺野古崎付近の区域で始まる見通しです。

玉城知事は28日の定例会見で、埋め立ては「性急すぎる」と政府の対応を批判しました。

玉城知事:
地盤改良工事にかかる砂ぐいの打設が、詳細な理由が示されぬまま5か月以上停止していたことなどから工事の長期化が懸念され、ひいては埋め立て工事全体を完成させることが困難な状況が明らかになりつつあると考えています

玉城知事は「政府は技術的にも完成が困難である移設計画を断念し、県との対話に応じてほしい」と話しています。

沖縄テレビ
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