中部電力の浜岡原発の工事で、正式な手続きを行わない不適切取引などあわせて20件の不祥事が確認されたことがわかりました。

 中部電力は、2013年から2019年までに静岡の浜岡原発で行われた安全性を高める工事で、不適切な取引などあわせて20件が確認されたと発表しました。

 手続きに時間がかかることを理由に、原発の担当部門が本来の部門を介さずに契約内容を変更する手続きをしていたということです。

 また、20件のうち7件の工事費用あわせて数十億円が支払われておらず、浜岡原発を担当する伊原一郎副社長ら幹部2人が今月30日付で退任します。

 この問題による浜岡原発の安全性に影響はないとしています。

 中部電力の林欣吾社長は27日、「大変重く受け止めていて、二度とこのようなことが発生しないよう再発防止を実施したい」と謝罪しました。

東海テレビ
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