日本と海外の高校生が、津波や地震に対する防災の取り組みを学ぶ「世界津波の日」高校生サミットが11月27日から仙台市で開かれています。
「世界津波の日」高校生サミットは、国連が11月5日を「世界津波の日」と定めたことを機に2016年から毎年、開かれていて、東北では初めての開催です。
27日は、日本と東南アジアの合わせて10カ国からおよそ90人の高校生が集まり、開会式が行われました。
議長 仙台第一高校2年 小椋琉華さん
「世界中で災害が頻発しています。災害の脅威と防災について学び、議論することは非常に有意義です」
また、石巻市立桜坂高校の吉田美彩さんが、自らが取り組んでいる語り部活動について講演しました。
石巻市市立桜坂高校3年 吉田美彩さん
「私には震災の記憶は、当時のにおいしかありません。災害関連死した祖父の話を、家族と共有しました」
27日は、防災に関するグループディスカッションも行われ、その内容は28日の総会で発表することになっています。