鹿児島が養殖日本一を誇るウナギに関するニュースです。
ウナギを国際取引の規制対象にするかどうかをめぐる国際会議の委員会で27日採決が行われ、否決されました。
鹿児島県鹿屋市のうなぎの川豊です。
お昼時にはウナギの味を求める人の姿がみられました。
店を訪れた人
「(ウナギは)大好きです。(値上がりしたら)食べる機会は少なくなるかも」
「値上がりの度合いによる。倍以上だとちょっと考える。(食べる)回数を減らす」
客が心配するのはウナギの値上がりです。
27日午後、ウズベキスタンの国際会議の委員会で話し合われたのは、ニホンウナギを含む、ウナギを国際取引の規制対象にするかどうか。
日本は消費するウナギの約7割を輸入が占め、仮に可決されれば輸出に許可書が必要になり、コストが上乗せされ価格上昇につながることが懸念されていました。
この店でも仕入れ価格が上がれば、値上げを検討せざるをえないと、採決の行方を心配していました。
うなぎの川豊・井之上重久さん
「ウナギは高いので、それでも店としては頑張って売っていきたい思いはある。(採決の行方が)心配ですね」
午後4時ごろ行われた採決では反対が賛成を上回り、提案は否決されました。
27日の採決では否決されましたが、12月5日の本会議で可決される可能性もあり、日本政府は反対の働きかけを強めています。