全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は本場フランスで修行したシェフが営む、地域に愛されるフランス料理店を紹介します。
新潟市北区に店を構えるフランス料理店『フランス食堂清水』。
【藤森麻友アナウンサー】
「フランス料理と言えば敷居が高いイメージがありますが、店名には“食堂”の文字が書かれています」
【フランス食堂清水 清水大輔シェフ】
「フランス料理は高いし、量が少ないしというような声が周りから多かった。そんなことないというようなお店にしたいなと思って(この店名にした)」
こう話すのは、シェフの清水大輔さんです。実は清水シェフ…
【清水大輔シェフ】
「ワーキングホリデーで1年フランスに行った。雑誌や本を読んでいるうちにフランスの地方料理や郷土料理を実際に行ってみて経験したいなと思ったので」
複数の飲食店で働いた後、28歳の時にフランスへ渡り、本場でフランス料理を修業。その後、地元に戻り開いたのがフランス食堂清水でした。
本場の味を楽しめる店の人気のメニューが〈国産若鶏のロースト1650円〉です。
まずはハーブと合わせた鶏を皮面のみ、じっくり焼いていきます。
【清水大輔シェフ】
「皮をできるだけ焼ききって、カリカリにしたほうがおいしい」
その後オーブンに入れ、最後にフライパンに残った鶏の出汁にマスタードをあわせたソースをかければ完成です。
【藤森麻友アナウンサー】
「皮がカリカリ。噛めば噛むほど肉のうまみが口の中で広がっていきます。そして、なによりもハーブの良い香りがすごく漂ってきます」
そのハーブにもこだわりが。
【藤森麻友アナウンサー】
「ローズマリーやローリエなど、清水シェフがご自身で育てています」
そんな清水シェフが地元で店を開いた理由はフランスで見た景色にありました。
【清水大輔シェフ】
「車でフランス中を巡っていたが、少し車で走ったらすぐ牧場や畑ばかりで、それを見ていると田舎を思い出すというか」
フランスに行くまでは10年間東京で働いていましたが、フランスの地方で見た景色が地元の景色と重なり、新潟市北区で店をオープンすることにしたと言います。
【清水大輔シェフ】
「食べにきてよかったと思って帰っていただければうれしい」
本場の味を地元で…フランス食堂清水は、地域に愛される店を目指し、これからも歩み続けます。