タイ南部で発生した大規模な洪水の犠牲者は33人になり、政府は「非常事態宣言」を出しました。
タイ南部では先週以降、マレーシアとの国境に近いソンクラー県を中心に記録的な大雨となり、各地で大規模な洪水被害が発生しています。
タイ政府によりますと、これまでに33人が死亡し、被災者は270万人に上ります。
また地元メディアによると、ソンクラー県にある国際空港では、飛行機の欠航が相次ぎ、多くの旅行客に影響が出ています。
タイ政府は被災地に「非常事態宣言」を出し、南部の沖合に空母を派遣するなどして、救助活動や医療支援を行っています。
タイの日本大使館はSNSで、「被災地の一日も早い復興を心からお祈りいたします」などとするコメントを発表しました。