大分市佐賀関で起きた大規模火災について、大分県は26日午後7時に自衛隊に対し災害派遣の撤収を要請したと発表しました。この火災は18日午後5時40分ごろ発生し、県は翌19日の午前9時に自衛隊に災害派遣を要請していました。

要請を受けた自衛隊はヘリコプターでの消火活動などにあたりました。

大分市から「現場の消防力で対応可能と判断した」と報告を受けたことから、県は自衛隊に撤収を要請したということです。

佐藤知事は「高い使命感と鍛え抜かれた技術力を持って、一件の事故もなく消火活動にあたっていただき、心より感謝申し上げます」とコメントしています。

また、県は設置していた災害対策本部を、災害警戒本部に移行させたということです。

今回の火災では、住宅などの建物約170棟が焼け、1人が亡くなっています。また、現場から約1.4キロ離れた離島にも火は燃え移りました。

26日夜時点では、離島を除いて火はほぼ消し止められた「鎮圧状態」となっていますが、鎮火には至っていません。

テレビ大分
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