11月27日から仙台市で「世界津波の日」高校生サミットが開催されるのを前に、海外の高校生が若林区の震災遺構、荒浜小学校を視察しました。

若林区の震災遺構・荒浜小学校を訪れたのは、マレーシアやカンボジアなど東南アジアの高校生27人です。

この視察は27日から仙台市で、世界各国の高校生が津波の脅威と対策を学ぶ「世界津波の日」高校生サミットが開かれるのを前に行われたものです。

高校生たちは、震災当時の校長・川村孝男さんとともに校内を回り、当時の状況について説明を受けました。

川村孝男さん
「校舎の中に入った320名が全て助かりました。しかし、間に合わなかった人、192名の方が、この地域で亡くなることになります」

高校生たちはメモをとったり、写真を撮ったりするなどして、津波への理解を深めていました。

「世界津波の日」高校生サミットは2015年から毎年、全国で開催されていて、東北での開催は今年が初めてです。

仙台放送
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