アメリカで、炎上する車内から取り残された巡査を近隣住民の兄弟が助ける様子がカメラに捉えられた。兄弟が危険を省みず救助した理由には、「母親の教え」があったという。
炎上車から巡査救出した住民たち
アメリカで現場に向かう途中、事故を起こしてしまったサフィ巡査。パトカーは炎上し、巡査は車内に取り残されたままだった。

絶体絶命の状況に駆けつけたのは、たまたま事故を目にした近隣住民たちだ。

巡査を救助した近隣住民・ベックさん:
誰もこんな状況で苦しむのは見たくなかった。だからすぐに車から飛び降りたんだ。

救助を行ったのは、兄弟のロビンソンさんとベックさん。

危険を顧みず、2人がすぐ行動に移せたのは、ある「母親の教え」があったからだという。
とっさに体が動いた理由は「母親の教え」
救出されたサフィ巡査のボディーカメラの映像には、2人が炎上するパトカーから巡査を引きずり出し、様子をうかがっている姿が残っていた。

巡査を救助した近隣住民・ロビンソンさん:
なんとか巡査を安心させようと思ったんです。

ただ現場は依然危険な状況だった。実はこの時、車内に残っていた拳銃が炎で暴発していた。銃声が鳴り響いたが、再び巡査を安全なところへ移動し、警察無線で救助を要請した。
通報者:
もしもし?北側の大通りです。ええ。急いでください事故に遭いました。
すぐに救急隊が駆けつけ、サフィ巡査は無事、病院へ搬送された。
命を救った近隣住民たちだったが、母親の教えとは何だったのか。
ベックさんはインタビューに対し、「母の教えは『自分がされたいように人に接しなさい』です」と話している。

現地アトランタ警察は公式SNSで、近隣住民たちを“市民の英雄”と称えた。
(「イット!」 11月24日放送より)
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