IC乗車券「ICOCA(イコカ)」について、平井知事と現在利用できない駅がある鳥取県内8つの市や町が利用エリアを拡大するよう11月23日、JR西日本山陰支社に要望しました。
23日は、鳥取県の平井知事と県内8つの市や町の代表がJR山陰支社を訪れ、貴谷支社長に利用エリアの拡大を求め、要望書を手渡しました。
要望は、IC乗車券「ICOCA」が利用できない駅がある鳥取市や米子市など14の自治体の連名で、自動改札機がまだ導入されていない駅に導入を加速するよう求めています。
鳥取県・平井知事:
携帯電話にモバイルICOCAを投入して恐る恐るさっき使って、使えることを確認してやっぱり便利だなと。
JR西日本のIC乗車券「ICOCA」は、山陰両県では2016年に山陰本線の伯耆大山ー出雲市間などで初めて導入され、その後、2019年に境線、今年3月には山陰本線の鳥取ー倉吉間でも利用が可能になりました。
その一方で、山陰本線の鳥取以東と倉吉ー伯耆大山間のすべての途中駅、それに因美線・伯備線は「空白エリア」となっています。
鳥取県・平井知事:
生活交通として県民が使うのにあたって、ここは使えるけどここはダメだという不便も高まっている。遠くから来たお客様、観光客にとってICOCAは最低限のインフラといってもいい時代になってきている。
JR西日本山陰支社・貴山健史山陰支社長:
お客様のご利用状況を踏まえて皆様と連携してしっかり地元のIC化やスムーズな交通機関の利用につなげていきたい。
鳥取県内では、2026年春から路線バスへの「ICOCA」の導入が決まっていて、県は公共交通の利便性向上に向け、交通のキャッシュレス化をさらに進めたいとしています。