突然の断水の知らせに県内各地では不安の声が広がり、飲食店や病院でも影響が懸念されています。
読谷村防災無線:
断水の発生が見込まれています。供給再開時期については、現在のところめどが立っておりません
那覇市新都心公園家族連れ女性:
心配しています早めに詳細を教えてほしい。子どもたちがいると不便というか、朝の準備にも支障が出そうなのでとりあえず水は貯めておく
高校生:
いまお風呂に水を貯めてたりしています。明日から学校なので、それまでには直ってお風呂に入りたい。明日の朝までには直してほしいです
沖縄都市モノレールゆいレールでは、那覇空港駅や市立病院前駅など8つの駅で、断水の影響が無くなるまで駅舎内のトイレの使用を停止しました。
糸満市の食堂では断水のおそれがあることを受け臨時休業を決めました。
糸満漁民食堂玉城弘康さん:
速報を聞いて、糸満市が正午ごろから断水の予定とのことだったので、きょう1日臨時休業という判断をして、片付けでどうしてもお水を使って洗い物したりするので、仮に営業しても衛生的に良くないので苦渋の決断です
土日や祝日は1日に150人ほどが店を訪れるといいますが、臨時休業で見込んでいた売上はゼロになりました。
糸満漁民食堂玉城弘康さん:
(休業で)2、30万円くらいの損失にはなると思います
さらに、鮮魚などの一部の食材はこのまま店を開けられなければ廃棄せざるを得ないといいます。
糸満漁民食堂玉城弘康さん:
きょう丸々これは使わずということでロスが(出る)。どんどんモノが悪くなっていくので」
電話対応する玉城弘康さん:
申し訳ございません、臨時で休業させていただいてまして
店長の玉城さんは、問い合わせの電話や休業と知らずに店を訪れた客への対応に追われました。
客の声:
予定外ですね、正直。ほかの店もけっこう閉まっていたので」
断水が長引けば店の再開のめどは立ちません。
糸満漁民食堂玉城弘康さん:
どうもできないので私たちは。早く復旧することを祈るしかないですね
断水によって、大きな影響を受けるのは医療機関です。与那原町の中央病院では…
与那原中央病院平良一雄副院長:
病院なのでどのぐらい続くのかですね、始まった場合。それが一番心配ですね
与那原中央病院では屋上に貯水タンクがあり、2、3日分は水の蓄えがあるということですが、とくに懸念しているのが…
与那原中央病院平良一雄副院長:
一番沢山水を使う透析、そこが一番心配です当院も60数名患者さんがいますので
毎日、人工透析が必要な患者もいるため大量の水が必要になり、また、透析以外にも病院では水を使用する場面が多くあります。
与那原中央病院平良一雄副院長:
明日から外来も始まりますし、手術なんかも始まります。そういった機材を洗浄したり、リネンとか。そのあたりがどうなるのかなというのが一番懸念材料ですね
命を預かる医療機関では、水は欠かすことができないものであると改めて訴えます。
与那原中央病院平良一雄副院長:
やはり2、3日蓄えがあるといっても病院は水がないと何も出来ません。ですから本当にできるだけ一日でも早く復旧していただくことを望みたいです