ベトナムやタイでは、降り続く大雨によって各地で洪水や土砂崩れが発生し、多数の死傷者が出ています。
ベトナムでは11月中旬から中部を中心に記録的な大雨となり、各地で洪水や土砂崩れが相次いでいます。
地元メディアによると、これまでに少なくとも90人が死亡し、12人の行方がわからなくなっています。
断続的な大雨で18万戸以上の建物が浸水したほか、道路の寸断など、多くの公共インフラが被害を受け、ベトナム政府は、被害額を9兆ドン、日本円にして530億円を超えると推計しています。
一方、タイでも11月19日以降、南部ソンクラー県などで豪雨により河川が氾濫し、多くの人が避難所に避難しています。
地元メディアによりますと、南部サトゥーン県では土砂崩れで家屋が倒壊し、巻き込まれた9歳の少女が死亡しました。
タイの気象当局は、25日まで大雨が続く可能性があるとしていて、引き続き土砂災害などへの警戒を呼びかけています。