24日は「世界初」の展示として話題になっている魚をお伝えします。
きょうは、2025年最後の3連休最終日。
人気の観光地は大混雑しています。
そのひとつ、沖縄県の美ら海水族館です。
美ら海水族館の人気者といえば、ジンベエザメ。
現在、飼育されて満30年で、世界最長飼育記録を更新中です。
そんな中、世界で初めてとなる、ある「魚」の展示が始まりました。
それが「タスキサクラダイ」。
サクラダイの一種とみられています。
特徴は、斜めにかかるオレンジ色の模様。
「タスキ」に似ていたことから「タスキサクラダイ」と命名されました。
これまで標本でしか見られませんでしたが、11月12日から生きた「タスキサクラダイ」の展示がスタート。
水族館によると、生きた状態での展示は世界初ということです。
この「タスキサクラダイ」は、深海調査でたまたま釣れたことがきっかけ。
その後の調査で、日本で初めて発見されたことが判明しました。
深海展示係・諸田大海さん:
全然違うなって思えるくらい違った。素直にうれしかった。
さらに、こんなユニークな特徴も。
3枚の写真を見比べると色が違いますが、どれも「タスキサクラダイ」。
興奮状態になると、体の色が変化します。
深海展示係・諸田大海さん:
えさあげた時とか魚どうしでじゃれ合ってる時とか、色が変わったりしてるかなっていう感じ。
お客さんの反応も上々だということで、これから美ら海水族館の「新しい顔」になるかもしれません。