商売繁盛の神様を祀る山形市の神社では、毎年恒例となっている「熊手市」が開かれ、福をかき込む「熊手」を買い求める人で賑わった。
商売繁盛の神様、恵比寿様を祀る山形市の「湯殿山神社」で23日行われた「熊手市」は42年前から始まった。
報告 鈴木翔太
「福をかき込むという熊手。大小様々なものが用意されているが始めに購入すものは小さいもの。年が経つにつれ大きなものを用意しさらなる福を求めるのがを一般的。」
熊手の値段は1000円からで、高いものだと15万円の豪華な物まで並ぶ。
「熊手」は、江戸時代に縁起物として広まったもので、落ち葉などをかき集める
道具だったことから、「福」や「金運」を「かき集める」という意味に転じ、正月飾りとして玄関などに飾られるようになったそうだ。
(熊手を購入した人)
「これからも良い仕事ができる様にと願った」
(熊手を購入した親子)
母「安定した幸せな暮らしを願う」
娘「(来年は)優しさを持てるようになりたい」
23日は県外の客も含め、100人以上が訪れた。
湯殿山神社では、来年の元日にも熊手を販売する。