スポーツ観戦を通じて患者に元気になってもらおうと、鶴岡市の病院でモンテディオ山形のパブリックビューイングが開催された。
この取り組みは、サッカー観戦を通して病院の患者に笑顔を届けようと、モンテディオ山形と荘内病院の有志らが企画したもので、県内の医療機関では初の取り組みとなった。
600インチのスクリーンが設置された1階の中央ロビーにはジュビロ磐田戦が映し出され、詰めかけた病院の患者や地元のサポーターなど80人が鶴岡から声援を送った。
前半9分、山形土居選手の先制ゴールで、会場は大いに盛り上がった。
(荘内病院・看護師 木村晃一さん)
「(病院での)身体的な治療だけでなく心を含めて、看護ケアなど提供できればという事で、患者さんたちも笑顔で楽しんでくれて行って良かった」
試合前には、モンテディオ山形の岡崎建哉クラブコミュニケーターが
「今季で引退する南選手の気持ちが入ったプレーに注目して欲しい」と
試合の見どころを語った。
(モンテディオ山形 岡崎建哉クラブコミュニケーター)
「サッカーを通じて地域を元気にしたり明日への活力を提供するのができること。試合や選手が頑張る姿を見て病院での治療や活動の頑張る力になっていきたい」
試合は2対2で引き分け、勝ち点1を分け合う結果となった。
モンテディオ山形は最終節ホームで藤枝と対戦する。