21日夕方、尾花沢市の工場で作業をしていた男性が、落下してきた重さ1500キロの鋼材とぶつかる事故が起きた。男性は病院に運ばれたが、22日朝早く、死亡した。
事故があったのは、尾花沢市荻袋の「ミツワ鐵工」本社工場。21日午後6時ごろ、この工場の従業員で新庄市十日町の野崎正昭さん(40)が、「H形鋼」と呼ばれる鉄骨などに使われる鋼材を吊り具で持ち上げ、コンベアに乗せる作業を1人で行っていたところ、吊り具から「H形鋼」が外れて落下し、下にいた野崎さんの体にぶつかった。
警察によると、落下した「H形鋼」は、長さおよそ5.6メートル、重さは1500キロもある巨大なもので、野崎さんは病院に運ばれたが、22日午前4時20分すぎに亡くなった。死因は「外傷性出血性ショック」だった。
警察が事故の原因を調べるとともに、作業の安全性に問題が無かったかなどについても詳しく調べることにしている。